うちの会社もどんどん業務を拡大して、今や猫の手も借りたいほど忙しいからなあ
面接するに当たって、どういうことを意識すればいいと思う?
では学而2を見ていくことにするかのう
前書き(どんな人を採用すればいいのか)
もしあなたが経営者や、採用担当者なら
どんな人間を採用すれば良いのだろうか?
また、偉くなるためにいっぱい勉強する。
モテたいから仕事を一生懸命にする。
そういう動機も大事ですが、
それと同時に心を鍛えるのを忘れないでください。
原文
では原文を見ていきましょう。
学而 2
有子曰く、その人と為りや孝弟にして、
上を犯すことを好む者は鮮し。
上を犯すことを好まずして、乱を作すことを好む者は、未だこれあらざるなり。
君子は本を務む。本立って道生ず。
孝弟なる者は、それ仁をなすの本か。
一般的な意味
次に一般的な意味を見ていきましょう。
有子が言いました。家族を大事にする人間が、目上の人間を軽蔑侮蔑することはほとんどありません。
目上の人を軽蔑侮蔑する事を嫌う人が乱逆の振る舞いをする、というのは絶対にない。
立派な人は、物事の根本を大切にしている人です。親思いで目上の人を敬えるということは「仁」を得るための根本と言えるでしょう。
渋沢栄一の解説
次に渋沢栄一の解説を見ていきましょう。
①有子ってどんな人
・姓は有、名は若、「子」がつけられていることから周りから重視されていた。
・魯、という国の人、孔子に風貌が似ていたため、孔子の後継者候補に上がったが、ある弟子が孔子のことで質問をしたが、答えられなかったため、孔子の後継者には無理だ、と言われた。
・曾子と共に論語の編集に携わった人。
②孝弟
・よく父母に仕える事を「孝」と言い、兄もしくは目上の人に仕える事を「弟」という。また、「孝」や「弟」の行いを行なっていれば、自然と仁の道へと導かれる
③渋沢栄一の解説
人間にはいくら知恵があっても、その人情に親切な所がないと、悪いことをして人に危害を加え、最後には自分の身までも損なってしまいます。
人を採用するときも、知恵が多いものよりも、人情に厚いものを選ぶべし。そうすれば、千に一つ悪いことをするものがないとは言えないが、まずは安心して使うことができる。
人情敦厚の人、孝悌の道を弁えた人間を集めて事業をすれば、不始末を生じ破綻の心配はありません。
結論 (どんな人を採用すればいいのか)
結論:
もしあなたが、経営者や企業の採用担当者なら、人情が厚い人を優先的に選んでみてはいかがでしょうか(例えば面接時に家庭環境が良好かどうか、良好にするための具体的なエピソードを聞いてみる、ただ、今のご時世ではプライバシーの問題などがあり、あまり踏み込めない部分ではありますが、)。
人間的に優れた人を採用したら、長い目で見た時には必ずプラスになるでしょう。
また、心の持ち方、気持ち、感情は必ず行動に出ます。
一方、知識、知恵は心よりも行動につながりにくいものです。
だから小さな事でも大きな事でも何事にも、自分の中のブレない強く正しい心を持ち、それを行動し続けていくことが大切で、それはあなた自身の人生を豊かにしていきます。(言い換えれば、「孝」や「弟」の行いを行なっていれば、自然と仁の道へと導かれる、という事です。)
参考になったか?
それもそうだな‼︎
いくらスキルがあっても人間的にどうしようもない奴だったら、一緒に働きたくないもんな‼︎
まず面接するにあたって、人間性とスキル的な要素の二つの面で見ることにする。
参考になったよ‼︎
ありがと‼︎親父‼︎