お母さんに叱られたらどうしよう
では論語の学而1を見てみることにしようか
前書き:(人はなぜ勉強しないといけないのか?)
なぜ勉強をしないといけないのか?
なぜ仕事をしないといけないのか?
そんな事が頭をよぎったら、今回の学而①を読んでみよう。勉強すること、仕事をすることの真意を理解し、改めて、勉強や仕事に取り組みましょう‼︎
原文
まずは原文を見ていきましょう。
原文
子曰く、学びて時にこれを習う。
また説ばしからずや。
朋遠方より来たるあり。
また楽しからずや。
人知らずして憤らず。また君子ならずや。
一般的な意味
それでは一般的な意味を見ていきましょう。
・意味
物事を学んで自分の知識や知恵にする、ということは素晴らしいことです。
物事を学んで、自分の事が世間に知りわたり、遠くから友人が訪ねてきてくれることは、とても喜ばしいことです。
自ら習い修めた事が世間に受け入れられなくて、立腹するようなことは、偉い人間のすることではありません。
渋沢栄一氏の解説
次に渋沢栄一氏の解説を交えていきましょう。
①学ぶ事の姿勢①
常住坐臥(四六時中)学び、自分の仕事や生活に適用していきなさい。
そうすれば、知識や知恵が自分の骨と肉となり、物我一体の境地に達します。
それはとても素晴らしいことであり、学んだ知識や知恵を行動に移さなけなば全く意味がありません(知行合一)。
②学ぶ事の姿勢②
自分の噂を聞き、遠くから訪ねてくる者がいて、
その者と切磋琢磨し、さらに学び、また自分の知識や知恵を友に伝え、
友がさらに他の人に伝え、自分の知識や知恵が、多数の人に影響を及ぼすようになる事は、とても素晴らしいことだ。
③学ぶ事の姿勢③
自分の学問が成就し、世間に受け入れなくても、立腹してはならない。なぜなら学問は自分の身のために修めるものだから、周りからの評価なんか気にしてはいけない。
④徳川幕府の教育の批判
学問は実生活に結びつけなければならないが、幕府は朱子学を武士以上のものだけに教え、農工商の人々に朱子学を全く教えなかった。結果、学業と実業を完全に分離してしまい、学者は実務を知らず、実業家は朱子学を学ばず、国民全員が学問と実業を結びつけることができなかった。それが幕府倒壊の一因でもある、と語っています。
⑤商売をするときの心得
道徳と商売を切り離して考えてはならない。僅かな利益の時にでも、仁義道徳を優先して行っていけば、無理な争いをせずに、利は自ずから懐に入ってくる、商売とはそういうものである。とも語っています。(知行合一の考えに通じるものがあると思います。知識や知恵と行動を切り離してはいけない、と道徳と商売を切り離して考えてはいけない。二つの考えは何か通じるものがあると思います。
結論:(人はなぜ勉強しないといけないのか?)
物事を学ぶというのは、自分自身が成長することだからとても素晴らしいことです。
自分自身が成長することは自らの人生が豊かになることです。
だから、勉強や仕事は自分の人生を豊かにするものです。
自分の人生を豊かにしようと思えば常に学び続けることです。また、渋沢栄一氏の学ぶとは、徹底的に考えるということであり、
仕事で言うと、言われたことをこなす、学業で言うと教科書に書いてあることだけを学ぶ、というのではなく、自分の頭できちんと考える、ということです。
そのためにはまず、”なぜ?”という疑問を持つことです。
なぜこの仕事が必要なのか?なぜ円周率は3.14なのか
このなぜというのを突き詰めていくと、真理にぶち当たります。
真理を追求することと、真理を追求する過程が真の学問であり、それはあなたの血や骨になります。
また、真の学問を学んで友人と語り合うことは本当に楽しく有意義な時間と言えます。
ですので、学ぶことの真意を理解し、勉強や仕事に熱意を持って本当に一生懸命、そして楽しく打ち込み、またそれを都度都度改善していけば、自然と自分自身の人生は豊かになってきます。
人は生きている以上成長し続ければならんのじゃ、
「成長し続ける」、ということは「学び続ける」ということなんじゃ、
だから勉強をしないとダメなんじゃ
学ぶ事は人が成長する事なんじゃ
だから、マイちゃんもいっぱい知識を吸収するためにいっぱい勉強をするんじゃ。
よくわからないけど、勉強頑張る‼︎
ちょっと中学生には難しかったかのう・・・・