また論語の話?
最初は嫌だったけど、聞けば聞くほどタメになるしね、
良かった、良かった
社会に出れば、良い人も、悪い人も本当に様々な人がおる
それは口先だけの人間は信用してはならん、ということじゃ
前書き
あなたの周りに口先だけの人間はいませんか?
そんな人間にはならず、人と接する時は心を持って対応しましょう。
原文
まずは原文を見ていきましょう。
学而 3
子曰く、巧言令色には鮮し仁
一般的な意味
それでは一般的な意味を見ていきましょう。
先生はおっしゃいました。「人に気に入られるように、口先でうまいことだけ言って中身が伴わない人間には、思いやりの心がないものです。」と。
渋沢栄一の解説
次に渋沢栄一氏の解釈を交えていきましょう。
①原文の解説
人と接するときに、言語弁説を巧みに使い、顔容を粉飾して美麗にし、外面の体裁のみに力を用いる人は、こびへつらいをし、騙す悪意はないが、不仁者多くして、仁者と言われる人は絶えていない。
②仁と孔子
・孔子の生命であり、論語の血液である。孔子の一生は仁を求めるに始まり、仁を行うに終わった、と言っても過言ではない。
・孔子は仁を以って倫理の根本とすると同時に、政治の本義とした。
つまり王政王道も仁から出発する
・商工業の実業も仁を以って基本としなければならない。
仁を大本とすれば、工業に粗製濫造なく、商業に欺瞞詐術なく、商工業道徳も高まる。結果実業も必ず上手く行来ます。
③現代の若者への憂い
・世の青年は剛毅の気性が乏しく軟弱軽薄に見受けられる。
外面は立派だが内面の心理状態は全く空洞のように思われる。
・日本人は世界無比なる大和魂を備えている国民である。剛毅の気性を養い、進取の意気(積極的に新しい物事に取り組んでいこうという気質)を培いなさい、巧言令色だけで誠意なきものは真の文明国民ではない。
④仁愛深い同情心に富んだ西郷隆盛公
駿府会議の際、倒幕側の、慶喜公を備前藩にお預けにしよう、という提議に対し、山岡鉄舟が号泣しながら拒否したところ、山岡鉄舟の情を汲み、備前お預けのことを中止にした。
これこそ親切にして同情心に富める仁心の露見である。西郷公の剛毅で大丈夫児にして普段は至って寡黙であるのは、実に君子としての趣があった。西南の役では賊首となってしまったのも、仁愛に過ぎたためと見ることもできます。
結論
口先だけの人間は自分のことしか考えていない。
口先だけの人と付き合う時はより注意深く接し、
また、自分自身はそんな人間にはならずに真心を持って人と接し、剛毅木訥(心が強く、しっかりしていて、何事にも挫けず、無口で、飾り気がない様)な人になるように心がけよう
愚痴が多い
責任感がなく、ミスを認めず、周りのせいにする
などが挙げられる
そして一番言いたいのは、絶対にこのような人間になってはダメだ、
そして話もすごいドラマチックだね‼︎
ありがとう‼︎